温泉リスト(その他の東北)

マークは最近入った温泉
マークは追記情報
マイノリティー度
◎ 心してかかれ!(笑)
○ 一般人にも許容範囲内?
△ まあ、ごく普通。可もなく不可もなし
× 風情なし。またはメジャー過ぎ

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秋田県
68湯(同一温泉地内はカウントせず)
マイノリティー度
鹿角・大館
八九郎温泉超秘湯系マニアの間では超有名。八九郎の集落にほど近い所にある。昔は湯屋があったらしいが、今はブロックで出来た浴槽が残るばかり。井戸のような源泉から大量のお湯がガスと共に噴出し、浴槽に流れ込んでいる。付近でもお湯が自然湧出している。湯温は適温。お湯の味は甘苦く、その味から硫酸塩泉、とくにカルシウム硫酸塩(石膏)が主成分でもあることがわかる。また析出、沈澱した錆とお湯の錆臭さから、鉄分が含まれていることがわかる。夏の昼間は大量のアブがいるため、入浴は困難。
奥八九郎(下記)、奥々八九郎温泉(下記)というのもあり、泉質は皆似ている。八九郎の隣りの集落、若木立にも利用されなくなった「若木立温泉」がある。こちらも似た泉質で適温だが、浴槽は無い。

奥八九郎温泉
八九郎温泉群のうち、八九郎と奥々八九郎は入湯済であったのだが、永らく奥八九郎は未入湯であった。というのは、見に行く度に、落葉が大量に沈んで淀んでいたり、アブの攻撃を浴びたりして、その気にならず、なかなか入浴までには至っていなかったのだ。奥々八九郎が混んでいたのと、奥八九郎のお湯がいつもより淀んでいなかったので、入湯することにした。泉温は、やはりぬるめで、湧出量もあいかわらず少ない。湯に入ると、落葉などの多少のゴミが舞い上がっているが、汚い感じはしない。裏手の川側には、奥々八九郎のような台地状の析出物がみられ、昔は奥々八九郎のように湧出量が豊富であったことがわかる。もともとは人の手(同和鉱業による調査だという)によって掘られたこの温泉群であるが、この奥八九郎のようにその析出物によって徐々に蓋が閉じられ、再び山野へ戻ってゆく運命なのかもしれない。
奥々八九郎温泉こちらも超秘湯系マニアの間では超有名。ゴボゴボ湧き上がる天然ジャグジーは最高。湯温も適温。ちょっと鉄分が強すぎるのが難点か。お湯自体は無色透明なのに湯の花が赤錆色しているのは、溶けていた2価の鉄が酸化されて3価の鉄ずなわち赤錆が析出したため。お湯をよ〜くみると青緑がかって見えるのは2価の鉄の色で、酸化されていない非常にフレッシュな状態。飲泉すると貧血に即効性あり。味は甘苦く、その味から八九郎、奥八九郎同様、硫酸塩泉、とくにカルシウム硫酸塩が主成分でもあることが予想できる。炭酸ガスの含有量もかなりで、流れ出て冷えた温泉水は多量の泡を発生していた。濃厚で泉質的にも良い湯です。
数ある同和鉱業のボーリング跡。
ドカシーによる衝立と新浴槽が増設されていた。(03/09/21)
行く度に、浴槽が増えている。ここ目当ての温泉マニアが頻繁にクルマでやってくるので、素っ裸で入るのも難しくなった。あまりにも有名になりすぎたので、評価を◎→○に下げた。(04/09/27)
毛馬内七滝温泉八九郎に近い泉質。しかし、八九郎より成分は薄め。薄いとは言っても十分濃厚。赤茶色に濁ったお湯で、鉄を含んだナトリウム、カルシウム硫酸塩泉。よほど刺激が強いのか、初めは3〜10分程度の入浴と注意書きが。×
大湯川を挟んで旅館が建ち並ぶ温泉郷。こういう温泉郷では共同浴場に入るのがいい。
(共同浴場)
湯ノ岱温泉鷹巣町営の温泉。比内町との境にある。ん〜、あんまりよく覚えていない・・。こじんまりとしててちょっと古かったような・・。
五の宮温泉「喜宝の湯」という鹿角市のR282バイパス沿いにある比較的新しい?温泉。一見、健康ランド系温泉かと思いきや、入湯料も500円と普通の値段だし、宿泊や食事も出来るようである。風呂は、内風呂と檜風呂、露天がある。サウナもあり。タイル張りの内風呂は塩素臭が強く、あきらかに循環。檜風呂は塩素臭はせず、わずかに木の臭い?がする。露天は、41.4℃とされる源泉かけ流しのような気もするが、深さが足りないし、だいぶぬるかった。泉質は、Na-硫酸塩泉で無色透明、無味無臭。湧出量、毎分193リッター。pH8.5。肌触りは、ややツルツルといったところで、ごく普通のアルカリ泉だ。
湯瀬温泉「湯瀬ホテル」と「姫の湯ホテル」という二つのホテルを中心に温泉郷を形成。お湯はpH9.6の単純硫黄泉だが、「姫の湯ホテル」の湯は数値ほどアルカリが強い印象も硫黄臭も感じられなかった。×
阿仁
杣(そま)温泉入浴したのは、湯元の旅館のほうではなく、国民宿舎「森吉山荘」の温泉。Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉、泉温53.7℃。加水・加温・循環・消毒すべてあり。無色透明無味無臭。だいぶ薄められているのかも。夏季の露天は、やはりアブ多し。鹿角方面から森吉ダム「太平湖」上流経由でのアプローチは、舗装はされているが、カーブが多くなかなか大変だ。(06/8/13)
打当温泉「打当」は「うっとう」と読む。「マタギの湯」という宿泊施設の湯。ナトリウムカルシウム塩化物泉。泉温56.5℃。なかなか濃い泉質。舐めると僅かにしょっぱい。成分表に凄い数値が書いてあるけど、一桁多いっす。マタギの里であるので、併設のレストランにはクマ肉ラーメンなるものもあるらしい。クマ肉の鍋がメインのマタギ定食は、要予約。×
秋田八幡平
蒸ノ湯標高1100メートルの地に山荘風の建物が建っている。単純酸性泉・硫黄泉。子宝の湯として金勢神社が祀ってある。通年営業はしていないので、宿に要確認。積雪期は、下の後生掛温泉から露天風呂まで徒歩となり、秘湯となる。
御生掛温泉名物の箱蒸し風呂をはじめ泥風呂など七種類の風呂がある。含重曹食塩硫化水素泉・酸性明ばん緑ばん泉。幅広い年齢層に好評。長期滞在の湯治棟もある。アスピーテライン開通時の休日は混みます。×
大沼温泉御生掛温泉の近く、大沼のほとりにある「八幡平レークイン」の温泉。内風呂、露天(混浴)あり。pH6.6の単純泉。無色透明、無味。内風呂に入ると極僅かな油臭が。シャワーの出は悪いです。
八幡平温泉御所掛温泉に近い鹿角市の公営温泉施設「ゆらら」の温泉。便宜上「八幡平温泉」と名乗っているが、正式な温泉名は「地熱発電所蒸気熱交換温湯温泉」といい、近くの大沼地熱発電所から引いているようだ。泉温68.8℃、pH7.3のすごく希薄な単純泉。しかし、濃厚かつ昔ながらの温泉が多いこの近辺の中では、あっさり系の近代的なシャワー付温泉は逆に貴重か? それにしても、ここまで来てこの泉質では、個人的には物足りない。
銭川温泉トロコ温泉の向かいから川に向かってスティープな道(冬はどうするんだろう?)を下ると川のそばに突然見えてくる。外ではほのかに硫黄臭がしたのに、浴槽のお湯は無色透明無味無臭。成分表がなかったため、泉質不明。内風呂のみ。自炊棟にはオンドルがあるという。
ウワサでは24時間営業らしい。ほんとに?
トロコ温泉廃業東トロコ温泉というのもあるがこことは別物。こちらはこじんまりとした温泉宿。露天風呂はなく、内風呂のみ。
通りかかると窓ガラスが割れていたりと廃墟然としていて、最近廃業していたことは知っていた。今回行ってみると、建物の外装は綺麗だが、床や壁、天井が取り払われており、改装途中とも見れる。しかし、所々窓ガラスが割れたままになっているし、このまま朽ち果てていくのかもしれない。入り口を 50mほど上ったところにある源泉(トロコ温泉のものかは不明)は稼動している様子。(06/8/15)
東トロコ温泉pH8.1のさっぱりした単純泉。無色透明無味無臭。展望風呂と岩風呂&露天風呂がある。旅館のわりにはシャンプー無し(ボディソープはある)。親旅館が湯瀬ホテルで姉妹旅館が玉川温泉という系列の経営。
志張元湯八幡平で入り残していた「志張元湯」へ。R341の旧道からのスティープなアプローチと立地条件、その佇まいは近くにある銭川温泉にとてもよく似ている。内風呂のみ入浴。露天もあるハズだったが、案内もなくお湯も張られていないようだった。炭酸水素ナトリウムを主成分とした単純泉は、無色透明無味無臭。泉温45.2℃、pH8.3、湧出量毎分180リッター。ゲルマニウムを含むとはいうが、成分表にはその記載はない。「志張元湯」へ行く途中、八幡平山麓温泉の無料足湯にも入浴。源泉名「ななかまど団地新1号源泉」。泉温57.6℃の無色透明な単純泉で成分組成、濃度ともに「志張元湯」によく似ている。(06/6/10)
玉川温泉強酸性の湯で、pH1.1は日本最高値。強酸性塩化物泉。酸の主成分が塩酸というのも珍しい。アトピー性皮膚炎に効果があるとしても有名。湯量も豊富。また、ここの人気は岩盤温熱療法。岩盤からはラジウム放射線が出ている。最後の頼みの綱として末期ガン患者も来るという。あの星野監督の奥さんもここで療養したらしい。自炊部もあり。休日は非常に混む。
H11年より、近くに新玉川温泉がオープン。泉質は同じ。
新鳩ノ湯玉川の中洲に建つ温泉で、駐車場から吊橋を渡って宿に行く。内風呂のみ。アルカリ性単純硫化水素泉で、泉温は58℃、透明で少し緑がかった色。風呂のすぐ傍に井戸のような源泉があるが、それ以外のところでも自然に湧いているようだ。冬期休業。
南玉川温泉2005年5月に新規オープンした「南玉川 湯宿はなやの森」の温泉。玉川ダム「宝仙湖」の湖畔にある。今はやりの露天風呂付、客室少なめのちょっと高級風な旅館。泉温60.1℃、pH6.7、Na-硫酸塩泉。成分総計が1kg中5g強あり、なかなか濃い。なによりも、鮮やかな赤茶色(自称、みかん色)に濁ったお湯はインパクトが大きい。場所が場所なら、「血の池地獄」とか呼ばれそう。色のわりにはサビ臭くはない。露天・内風呂ともに同じ色で、ともにかけ流し。露天は夏季はアブ多し。(06/7/23)
乳頭
鶴の湯幾度も秘湯ナンバーワンという栄冠に輝き、超有名秘湯という矛盾をはらむ。午後5時以降は日帰り客は入湯できない。女将に頼み込んでもダメ(実話…)。そういうときはほかへ行くべし。白く濁った露天の泉質、ムードは良し。女性専用露天あり。
ゴールデンウィークには行くもんじゃないっす。渋滞するぞ。(秘湯なのに…)
×
黒湯個人的にはこちらを秘湯と推したい。鶴の湯はもはや秘湯ではない。秋に自炊で泊まる場合はストーブ持参のこと。川を挟んで孫六の湯があるのでハシゴしても良い。冬期閉鎖。
最近、女性専用露天できました!
孫六黒湯が秘湯なら孫六は秘湯中の秘湯。ただ、源泉からパイプラインで湯を持ってきているせいか、お湯は透明であっさりめ。基本的に露天は混浴。すぐ脇が乳頭山への登山口となっている。
妙の湯乳頭温泉の中では比較的洒落た雰囲気の小さな宿。むかし利用していた自炊部は無くなってしまった。男女別露天に樽でできた風呂がある。お湯は茶白色の濁った色。ボロい・汚い宿はいやだという人におすすめ。入浴料はここだけ高いので注意。
大釜木造の校舎を移築した建物がウリ。乳頭温泉のなかではマイナー。男女別露天は広く解放感あり。妙の湯に近いせいかここの湯も茶白色の濁った色。
蟹場乳頭温泉郷の一番奥にある宿。内風呂は木風呂と岩風呂の2種、露天あり。お湯は透明で白い繊維状の湯の花。露天は混浴で宿から100mほど外を歩いて行く。意外に距離がある。
田沢湖・角館
田沢湖高原温泉田沢湖高原スキー場が目前でホテルやペンションが多い。単純硫化水素泉。写真は「駒ヶ岳観光ホテル」の露天。
「国民宿舎・駒草荘」は潰れたらしい。露天からの眺めが良かっただけに残念。
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水沢温泉駒ヶ岳登山の拠点であり、田沢湖スキー場に隣接し、シーズンには賑わう。ロッジからリゾートホテルまでと宿の種類が多い。含石膏土類硫化水素泉。×
駒ヶ岳温泉 水沢温泉郷に程近いが「山荘ももしろ」が独自に持つ源泉。水沢温泉郷から友情の滝へ砂利道を少し走ると見えてくる。日帰り入浴、夜7時半まで。オバちゃんちょっと不愛想すぎ。宿泊客専用の露天風呂もあるらしい。お湯は水沢温泉、田沢湖高原温泉と良く似た感じのすこし白濁した硫黄泉で、詳しくは含硫黄カルシウム・ナトリウム・マグネシウム硫酸塩・塩化物泉。泉温56.8℃、湧出量毎分360リッター、pH5.9。
田沢湖温泉意外に宣伝されていないのだが、観光地である田沢湖畔にも温泉がある。いくつか入浴できる宿があるようだが、私が利用したのは「国民宿舎 田沢湖ロッジ」でじつは「田沢湖YH」というユースホステルでもある。また、看板には「一の湯」ともある。建物自体は少々老朽化がみえ、立派とは言い難い。内風呂のみで、浴槽もそれほど広くない。Na-塩化物泉で、泉温38.2℃。わずかに塩味がする。炭酸水素Naの含有量も立派で、ヌルヌル系。結構、お湯は良いです。
武蔵野温泉「田沢湖町民浴場・東風(だし)の湯」で、田沢湖町の比較的町中にある新しめの入浴施設。ナトリウムカルシウム塩化物泉で、舐めるとわずかにしょっぱい。プール並みの消毒用塩素の臭さにはまいったけど、施設も新しいし、空調も良く効いていて、あれで350円は安い。石鹸、シャンプー、ドライヤー完備。内風呂のみだが、サウナ、打たせ湯あり。田沢湖町民浴場というだけあって、地元民がほとんどで、少しわかりづらい場所にある。 ×
夏瀬温泉国道46号の入口から林道を20分ほど走る必要があるが、そのアプローチの長さが評価高し。お湯は若干の硫黄臭がする無味無色透明のナトリウム、カルシウム硫酸塩単純泉。pH8.1。湯量豊富。広い内風呂、ポップなもみじ柄のタイルが冴える露天風呂がよろしい。是非行くべし。
露天のある大浴場の他、2つの小浴場があるがこちらは現在使われていない様子。
抱返り渓谷の遊歩道が土砂崩れで分断された影響で、今期休業中。このまま潰れちまうのか?(02/06/28)
休業中だが、露天にはお湯が満たされている。(02/08/31)
なおも休業中。しかし今シーズンはお湯は出ていないらしい。露天にはオタマジャクシ。(03/05/11)
友人談「休業中だが、湯があった」(03/11/24)
R46沿いの看板が無くなった…。
友人談、夏瀬温泉にいた電気屋が「もうやらないんですかねー?」 の問いに「営業するんじゃない?そのための整備だから。風呂入っていったら?俺なんか昼入って夕方も入って帰る」と。しかし、浴槽は緑色でヌメヌメ系。(04/06/14)
乳頭温泉の妙乃湯に買い取られていた模様。「全てのお部屋に露天風呂を設けます。個室露天風呂からの景観は大自然の風景が眺望できるように配慮される予定です。」ということは、ほぼ全面改修されてしまうのか。客室8室というから、ほとんど取り壊されてしまうのかも。「休業から3年。今でも温泉は湯船に満ちています。クラシックなタイル張りの湯船です。残念ながらこのままでは利用できないので、取り壊しを予定しています。」あのポップなもみじ柄タイルの浴槽もなくなってしまうのか!入浴料も、値上りしそうだから、夏瀬温泉も利用することはなくなるのかもしれない。遺憾ながら、夏瀬温泉も「失われた温泉」となってしまうのか。(04/10/01)

(早くも×?)
西木温泉西木村にある宿泊施設、温泉プールを持つ「ふれあいプラザ・クリオン」の湯。アルカリ性単純泉。露天無し、サウナ有り。×
ゆぽぽ温泉田沢湖芸術村にある温泉館の湯。少し濁った緑色のナトリウム硫酸塩泉。湧出温度36℃そのままの寝湯「微温湯(ぬるゆ)」に横たわると、体温とほぼ同じなためか不思議なリラックス感が得られる。露天はなし。夜12時まで営業しているのはありがたい。×
角館温泉「花葉館」というなかなか清潔かつ新しい施設。露天風呂、源泉を使ったミストサウナ、電気風呂と満足度高し。これで400円はお徳。カルシウムナトリウム硫酸塩泉。泉温40.0℃。なぜか源泉名は、「角館温泉」ではなくて「ひでこ温泉」なのが謎。飲泉用の流しのようなもの(?)もあったが、「飲用不可」と貼紙されていた。成分表の飲用の項も貼紙で消されていたので、当初は飲用も出来たのだろう。×
かくのだて温泉角館の街中にある日帰り入浴施設。当初は「端渓の湯」という名だったが、「かくのだて温泉」に改名。かなり濃厚なカルシウムナトリウム塩化物、硫酸塩泉。泉温51.3℃。地下650mから湧出。飲泉もでき、塩味。かなりよい泉質。内風呂のみ。広い浴槽の中に巨大な岩が据えつけられていて面白い。建物はヒバで造られていて、木の骨組みが見える天井は高く解放感あり。
以前、「この施設の親会社は「田町武家屋敷ホテル」というホテルらしい」と書いたが、「以前にこちらでテナント営業されていたレストランの系列企業」で全くの別会社であると「田町武家屋敷ホテル」さんから直接ご指摘いただきました。申し訳ありません。
男湯の脱衣室にサウナが増設されていた。女湯には無いらしい。(03/01/19)
水沢温泉もと協和町にある「水沢温泉」に出向く。田沢湖スキー場近くの水沢温泉とは違う。この温泉、手持ちの古い道路地図には記載があって、その存在は知っていたのだが、なかなか行く機会がなかったのだ。水沢温泉「水沢老人憩の家」は、予備知識がなければ温泉があるとはわからない公民館のような建物。椎名誠のような風貌の管理人に入浴料と運営協力金を支払った。3〜4人ほど入れるポリバスには、無色透明やや渋味無臭のお湯が半循環(カランから源泉注ぎ足し)となっている。泉温 29.4℃の含芒硝−石膏泉。カランから注ぐ源泉は、もうちょっと冷たかったかな?(06/6/25)
八乙女温泉中仙町の施設である「さくら荘」は道の駅「なかせん」近くにある少々マイナーな温泉。利用者も地元の人々がほとんどのようだ。町の施設ゆえ、入浴料は200円と安い。少々小さい内風呂のみ。さら湯ともつかぬあっさりすぎる弱アルカリ性単純泉で、泉温は33.1℃、湧出量は毎分290リッター。湧出量は多いはずなのだが、泉温が低いためか加熱循環してタンクに貯めているようで、受付のカレンダーには4日毎に「タンク入替え」と書いてあった。ここは老人の利用が多いせいか、レジオネラ対策に熱心で、しっかり塩素消毒してあり、その旨の検査合格票も掲示してあった。
大曲
川口温泉 薬師・和賀岳の麓に位置する太田町「太田国民休養地・奥羽山荘」の湯。ナトリウム、カルシウム硫酸塩泉。泉温31.3℃。小さいながらも森の香漂う露天有り。なかなか立派なTV付きサウナも有る。×
中里温泉上記川口温泉と同じく太田町町営の休養施設。Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉。泉温46.7℃。褐色透明のお湯で「無臭無味」と成分表にあるが、若干の匂いと食塩っぽい味がした。なかなか良い湯だと思う。サウナや露天がある「新館大浴場」と秋田杉を利用した内風呂のみの「ふるさと館大浴場」がある。私はすいている「ふるさと館大浴場」に入ったが、「新館大浴場」は優待を受けられる地元民で溢れかえっているようでした。×
神岡温泉神岡町R13沿いにある「かみおか温泉・嶽の湯」。平成6年11月、ボーリングに着手。翌年、地下1,200mから温泉が湧出。平成9年7月に温泉施設がオープン。内風呂に寝湯、泡風呂、サウナあり。まあまあ広い露天風呂あり。これで300円(2時間)は安い。お湯は、明らかにしょっぱく感じられるほどのNa-塩化物泉で、わずかに茶色。泉温57.6℃、湧出量毎分70リッター、pH7.3。近くの「花舘バーデン」の湯に近いか。×
平安しあわせ温泉大曲の市街地に程近い「平安閣」という結婚式場の地下にある「花舘バーデン」という温泉銭湯。利用者は、長湯ぎみの地元民が多い。内風呂のみ。浴室はそれほど大きくない。お湯は、若干茶色身を帯びた透明。泉温48.8℃、pH8.1。湧出量は毎分346リッターと多く、もちろん掛け流し。口に含むと、しょっぱいと感じるぐらいのNa-塩化物・炭酸水素塩泉。街中にこんな良い湯が湧くとはうらやましい。
姫神温泉「陽華苑」。ここは泉質が良い。特濃の純粋な重曹泉で、主成分の炭酸水素ナトリウムが水1kg中に1g強入っている。山菜のアク抜きができそう。pH9.3。泉温32℃。入り心地は、超ぬるぬる。まさに美人の湯としてオススメ。注意して歩かないとスベるので危険。漢方湯なんかもあったけど、どうでもいいや。容積の小さい露天風呂は消毒の塩素臭がプール並みにキツかった。料金は600円とこの辺では高め。ガイドブックによると夜10時までだったが、2002年5月から夜12時まで営業するようになった。×
仙北温泉仙北町の史跡の里交流プラザ「柵の湯」。Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉。無色透明、わずかに塩味無臭。中里温泉といいこの辺は良い泉質の温泉が出ますねえ。源泉名は「仙北温泉」。泉温、50.1℃。湧出量、52l/min。pH8.0。 新しい施設で、内風呂、露天風呂、サウナ有り。露天は広く、浴槽の深さと浴槽内の腰掛けの深さがちょうど良く絶妙。 ×
西仙北
強首温泉強首は「こわくび」と読む。「樅峰(しょうほう)苑」という登録有形文化財である豪農の屋敷を利用している旅館は、社寺建築を思わせる建物が圧巻。これだけでも見る価値あり。風呂は最近のもので内風呂だけだが、お湯が良い。うがいするのにちょうど良いくらい(でも加熱循環)の食塩泉で、少し茶色で濁りがある。匂いはとくにない。場所は、強首温泉郷から離れているのでわかりづらいかもしれない。 外来入浴は、夕方4時頃までだったようだが、夜の8時に行ったのに快く入浴させてくれました。主人の趣味なのか、フロント傍にたくさんのクワガタ虫が飼われていた。玄関には、亀と金魚。
黒森山温泉西仙北ぬく森温泉「ユメリア」という、温泉ありプールありレストランあり宿泊施設ありのいわゆるスパリゾート。秋田県ゆえ入浴料は400円と安め。プールの料金も安い。風呂は、内風呂、露天、寝湯、広いTV付サウナ、泥炭石の入った薬湯とひと通り揃っている。日替わりで男湯と女湯が入れ換え。女湯のレイアウトは不明。浴室は最上階の3Fにあり、露天からの眺めはよい。泉質は、強首温泉を少し薄くしたような、Na、Ca-塩化物、硫酸塩泉で、加熱循環はしょうがないとしても、この手の施設にしては申し分ないほど濃厚。×
岩倉温泉南外村、R105を少し外れた所にある一軒宿。昔ながらの温泉旅館という雰囲気のある建物で、古いが清潔感がある。風呂は内風呂のみ。男湯と女湯を隔てる衝立がガラスで出来ていて、シルエット位は見える。また、浴槽の奥、飲泉が出来る湯口のところで、衝立がなく男女の浴槽が繋がっていることもあって、限りなく混浴に近い雰囲気。お湯も塩味を感じる位の含石膏弱食塩泉でなかなか良い。泉温60℃、pH6.4、湧出量毎分700リッター。私が行ったときは、炊込御飯のいい香りが宿に充満してた。松茸料理が有名らしい。泊まりで利用してみたい気になった。
横手
大森温泉横手の西に位置する大森町の「大森リゾート村」にある林業者等休養センター「さくら荘」 の温泉で、源泉名は「大森公園温泉3号井」。出羽丘陵の高台のてっぺんにあり、南西方向には鳥海山が望める絶好の立地条件。風呂は、内風呂と小さな露天、サウナもある。内風呂の窓や露天からは、東側の大曲や横手の市街、さらには奥羽山脈が景色が望め、眺望は申し分ない。夜景も良さそうだ。これほど眺めのよい温泉は、あまり思い当たらない。泉質は、Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉で、無色透明無臭。ごく僅かな塩味。泉温は、47.7℃。湧出量は、毎分321リッター。かけ流しのようだ。湯口には、白い結晶と黒い沈殿物。なかなか良い湯です。成分表には「非解離成分・溶存ガス成分・その他の微量成分」まで書いてあるのに、メインとなる「解離成分」の記述がない。片手落ちです。
六郷温泉湧水の里としても有名な秋田県六郷町の山手に位置する「六郷温泉・あったか山」。地元民がロビーを占拠(床にもごろ寝)していたのは、閉口したけど、お湯は良かった。内風呂のほか、露天、打たせ湯あり。飲泉も出来るのは好印象。湧出量毎分107リッター、泉温56.6℃、pH8.8のNa・Ca-硫酸塩泉。pHが高いわりには、ヌルヌルしないのは、Caイオンが多いせい。無色透明、無臭。味は、僅かに塩味がするかしないかといったところ。同施設には、コテージ付キャンプ場も併設している。×
りんどう温泉横手市街の北側にあるいわゆるラブホ「ホテルリビエラ横手」が持つ温泉。全室天然温泉付で、清潔で設備も充実してて、温泉目的じゃなくても?ふつうにオススメです。温泉だけ入るには、「ご休憩」になるから高くつくかも? 泉温55.6℃のNa-塩化物炭酸水素塩泉で、わずかに褐色透明のお湯。ちゃんと塩味がするなかなか良い泉質です。浴室TVにスチームサウナ、ジェットバスが付いてました。(06/1/9)

横手温泉
横手市街からほど近い横手公園の一角にある「かんぽの宿・横手」。昭和43年に横手市が依頼した黒鉱探査ボーリングで見つかったらしい。夕方4時以降、入浴料が600円→450円となっていた。かすかな塩味を感じるくらいの食塩泉で、炭酸水素Na量も多く、すべすべな肌触りで爽快。脱衣所が涼しいのは好印象。岩造りの露天は浴槽の縁がごつごつしてて腰掛けにくいかも。(07/7/21)×
横手駅前温泉宿泊施設「ゆうゆうプラザ」の湯。泉質はNa-塩化物泉。ちょっと塩素臭さ?が気になるが、なかなか濃くて良い泉質。駅前温泉というだけあって、ホントに駅前。駅から歩いて2分くらいか。建物はゴージャスでかなりのんびり出来る。日本庭園の中庭や庭園付きの露天風呂で街中を感じさせないのが見事。昼間は700円とちと高いが、夕方5時から500円になる。不思議だったのが、カランのお湯がどう考えてもpH9以上ありそうなヌルヌル感があるものだったこと。塩味はないので、別源泉?×
田久保温泉横手市街に程近い、横手ICそば「秋田ふるさと村」に隣接した「ホールサムイン横手」の温泉。泡風呂、薬湯などの内風呂3つのほか、スチームサウナ、露天あり。浴室内、やたらと段差があり、バリアフリーではない。源泉名は「田久保温泉1号」、泉質はNa・Ca-硫酸塩・塩化物泉。成分通り、少しの塩味とわずかな苦みの石膏風味。無色透明で、泉温57.7℃、湧出量毎分230リッター、pH8.9。消毒塩素の臭いがかなり強く、浴室内では生臭く感じるほど。こんな臭いでは、リラックスできない。×

あいのの温泉
湯田〜横手の途中、山内村にある「鶴ヶ池荘」の温泉。Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉。近代的な入浴施設。TV付サウナも有り。しかし、お湯は成分表よりかなり薄い気がした。待合ロビー禁煙です。×

金峰山温泉
横手市街から南に10kmほど離れた、リンゴ畑に囲まれた金峰山山麓の高台にある横手市営の「ときめき交流センター・ゆっぷる」という宿泊もできる温泉施設。施設名は、リンゴのアップルとかけたのか。大きなリンゴのオブジェ?が目印。1995年オープンで比較的新しい。大きな窓をもつ浴室からは、鳥海山が望めるらしいが、行ったのは夜だった。外へ出る扉はあるが、露天はない。露天を増設できるスペースは確保されているのだが。やや広い内風呂のほか、ジェットバス、水風呂、TV付サウナあり。お湯は、無色透明あきらかな塩味のNa-硫酸塩・塩化物泉で、泉温33.5℃、pH8.0、湧出量毎分350リッター。成分表には、硫化水素臭があると書いてあったが、実際には判別できず。12月、1月(正月三が日を含む)の休日には、名物リンゴ風呂となるらしい。(07/11/11)×
南郷温泉山内村、南郷(夢)温泉「共林荘」は山の中にあるというのに結構混んでいた。日によって色が変わるという3種類の源泉。中浴場の湯は硫黄臭のする含硫黄Na-塩化物炭酸水素塩泉、露天もある大浴場の湯はNa-塩化物炭酸水素塩泉。どの湯も良し。かけ流し、湧かしなし。あれで300円は安い。脱衣室の換気悪し。夏期は露天のアブ注意。写真は中浴場。
三ツ又温泉山内村、南郷温泉のさらに奥の山の中にある。いかにもイワナがいそうな沢が横を流れる。老人に人気のようで、山奥にもかかわらず、それなりに客はいる。内風呂のみ。泉質は、山奥ということで期待するほどではなく、ごくあっさりで浴槽においては無色透明無味無臭。泉温は25.2℃で、かろうじて温泉法上の条件をクリアしているもので、限りなく鉱泉に近い。その源泉らしきカランの水は、口に含むと僅かだが硫黄臭がした。金鶏山鉱泉みたいだ。
上畑温泉「釣りキチ三平」作者・矢口高雄の故郷、増田町にある宿泊施設「さわらび」と日帰り入浴施設「ゆ〜らく」の温泉。写真は「さわらび」の浴室で、露天、サウナあり。夜間は、照明がちょっと暗めか。泉質は、Na・Ca-硫酸塩泉で、泉温49.1℃。成分表上では、まあまあ濃厚なんだが、あっさり系の無色透明のお湯。ごく僅かに塩素臭。設備は清潔感があって良いです。
男鹿・八郎潟
男鹿温泉男鹿半島の北に位置し、近代的な宿泊施設が散在する。泉質は、石膏を含む食塩泉で、炭酸水素イオンの量も多く、なかなか濃厚。写真は「男鹿ホテル」の露天。国民宿舎「男鹿」でも入浴したことあり。
「男鹿グランドホテル」で一泊。石焼料理も生ナマハゲも初体験。男鹿温泉へ行ったら、「入道崎の夕陽」はもちろん、「「なまはげ郷(さと)神楽」は必見。「なまはげって神様だったんだ〜」って、宮崎あおい主演のNTTドコモ東北CM「ほんもののなまはげ」篇に影響されて行ったのは内緒だ。(06.9.27)
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金ヶ崎温泉県営男鹿桜島荘の温泉。約2km離れている源泉から揚湯している。純弱食塩泉。キャンプ場内にある露天風呂は、狭いが日本海の眺めは最高。おまけに無料。ただしなかなか濃い食塩泉で上がり湯がないので注意。そのまま流さずに上がると、ベタベタするかも。また、夏場は虻や蚊に注意。露天を這いずり回るフナムシは無害。
県営男鹿桜島荘は、赤字のため平成15年11月30日をもって閉鎖し、12月にも一般競争入札を行って、民間に本館とバンガロー、露天風呂などキャンプ場が一括売却されることになった。民間に買い取られれば、無料の露天風呂なんて有り得ないだろうなあ…。(03/10/31)
金ヶ崎温泉「県営温泉保養センター・男鹿桜島荘」は、田沢湖の「わらび座」に経営が変わり「男鹿桜島リゾートHOTEL・きららか」として復帰。しかし、隣接したキャンプ場の露天風呂は閉鎖したようだ。
金ヶ崎温泉の源泉を視察してきた。昔、温泉旅館があったというこの源泉付近をボーリングし、2km南に湯を引いているのが、今の金ヶ崎温泉。さて、いまだ国土地理院の地形図にも載っている金ヶ崎温泉の源泉であるが、道のりはかなり険しい。ロープが設置されている海食崖を下る必要がある。ちなみに、国土地理院の地形図に載っている登山道?は、現在は一部消失し、尾根をひたすら進んで海食崖を下るルートとなっている。駐車スペースから20〜30分程度で、海岸に石組みが残る源泉に着く。源泉は直径70〜80cmくらいの穴にゴボゴボとガスとともに湧いている。よく見ると、穴の底のパイプから湧いているようだ。お湯は、無色透明、無臭で海水ほどではないが塩味がする。温度は、50℃以上はありそうで、そのまま入るのは熱くて無理。ホントは、海水で薄めてでも入る気満々だったのだが、磯遊びの先客が、子供用ビニールプールを持ち込み、源泉そばに陣取っていたので、全裸入浴は自粛した。無念。(06/9/27)

(今となっては)
男鹿山温泉なまはげオートキャンプ場に隣接する「温浴ランド男鹿」の温泉。H12年にできたばっかり。施設のわりに300円は安いぞ。露天は無い。ここも食塩泉。×
大潟温泉八郎潟の中心部にある「ポルダー潟の湯」と「サンルーラル大潟」の温泉。500万年前の化石海水であるとのふれ込み。Na-塩化物強塩泉で泉温47.6℃。アンモニウムイオン、ヨウ素イオン、臭素イオンの含有量が多いのは興味深い。塩辛く、コーヒー(コーラ?)色。これは深い地層にある化石海水と、腐植質(mold)を含んだ浅い地層にあるモール泉が混入したタイプか。×
栗駒
泥湯近くに地熱発電所もある、湯治専門の温泉で宿は三軒。酸性硫化水素泉。ここまで来たら、すぐ近くの河原毛地獄や河原毛大湯滝にも行ってみたい。
奥山旅館、H12年新設の「大野天風呂」は、高松岳登山道途中にある「泥湯新湯」からお湯を引いているんだそうだ。
河原毛温泉河原毛は、「かわらげ」と読む。河原毛地獄下側の駐車場そばの沢では、川底から高温かつ大量の温泉が湧出してて、川石で囲った無数の浴槽がつくられている。まさに野湯天国。その駐車場から、10分ほど下流へ遊歩道を歩くと、「河原毛大湯滝」がある。高さ20mほどの滝全体が温泉なのだが、脱衣所もあるれっきとした露天風呂。泉源は駐車場近くの上流部分のようで、ここではちょっとぬるめ。強い酸性泉なので、滝の飛沫が目に入ると凄くしみる。味も酸っぱく、須川温泉や蔵王温泉、玉川温泉に似ている。泉質は、塩酸酸性型強酸性泉(pH1.46)で、しかも流量も多いため、下流の流域では川の水は酸性となって農業用水に使えない。玉川温泉のように中和処理施設の設置も検討されたが、採算が合わないとのことで断念。そのため、流域では、温泉水が混入するより上流の河川水を引いて、農場用水としているらしい。
小安峡温泉山間の深い峡谷に沿った温泉。含芒硝弱食塩泉。轟音を上げて蒸気を吹き上げる小安峡は温泉郷のすぐ下。 ×
象潟
象潟温泉芭蕉が旅した「奥の細道」の最北の地、象潟(きさかた)。「道の駅・象潟」の観光情報センターとしてできた象潟温泉「ねむの丘」。その4階にある浴室は展望風呂で、夕暮れ時など日本海に沈む夕日を眺めることができる。また休憩室からは鳥海山が望める。泉質は無色の単純硫黄泉。夏の間だけ食べられる「岩ガキ」は象潟の名産。道の駅でも食べられる。×
鳥海
猿倉温泉鳥海山麓の鳥海町にある国民宿舎「鳥海荘」の温泉。新しめでよくありがちな建物。含弱食塩重曹泉、源泉の温度は48.8℃、pH8.4。鳥海山の拔川登山口に近い。私は法体の滝キャンプ場に泊まったときの風呂として利用した。×
青森県
23湯(同一温泉地内はカウントせず)
マイノリティー度
下北半島
桑畑温泉風間浦村「湯ん湯ん♪」という津軽海峡が目の前の高台にある小学校跡地に、2002年オープンした村営日帰り温泉。村内からの公募という施設名「湯ん湯ん♪」には、「♪」て記号も含まれるのが面白い。内風呂のみ、サウナあり。露天はなく、外には涼めるようベンチが置いてある。浴室の窓からは、海しか見えないという絶好のロケーション。夜には漁り火も見える。やや黄土色に濁ったお湯は、泉質がNa・Ca-塩化物泉で、しょっぱく感じるほどの塩味。炭酸水素イオンの量も1.5gとかなり多い。さらに、Mg量も多く、ヨウ素、臭素も含まれることから、海水起源というのがよくわかる。濃厚な泉質のため、浴槽の縁にはすでに析出物が厚く付着している。泉温は35.4℃と若干低いため加熱しており、湯量が少ないのだろうか、一部循環もしているようだ。すぐ近くにある下風呂温泉の強烈な硫黄臭と比べると、油臭のような臭い(カルキ臭も?)を含んだ僅かな硫黄臭がするのみ。×
下風呂温泉本州で2番目に北の温泉。塩化土類硫化水素泉。井上靖の小説「海峡」の舞台にもなった温泉地。夏には津軽海峡の漁り火を堪能できる。恐山の湯を上風呂と言ったところから名前が来ているとも、アイヌ語のシュマ(岩)・フラ(臭い)に由来するとも言われている。アイヌ語の由来の通り、温泉街周辺には強烈な硫黄臭が漂う。新湯と大湯の共同浴場がいいですね。
(共同浴場)
脇野沢温泉「道の駅わきのさわ」すぐ近くにある脇野沢村保養センターの温泉。含塩化土類弱食塩泉。建物はちょっと古い。露天無し。道の駅にあるバンガローを利用したときはここの温泉に入るべし。運が良いとこの辺りで北限の日本猿を見れるかも。
青森市
戸山温泉青森市内では古い部類に入る温泉で、湧出当初は「青森温泉」と呼ばれ、成分表の源泉名にはそう書いてある。金魚のいる水槽付きの浴室が非常にマイナー心打たれる。泉質は無色透明、無味無臭の石膏泉で、じつはいい湯。サギ草の鉢を持っていった人は返してやってください。病弱な女将がとても楽しみにしていた鉢らしいです。
八甲田
酸ケ湯国民保養温泉の第一号。その名の通りお湯は酸性が強く、皮膚に傷があるとしみるほど。酸性硫化水素泉・石膏泉。千人風呂と言われる混浴風呂のほか様々なお湯が病を癒してくれる。八甲田山への登山基地にもいい。×
谷地温泉酸ケ湯や蔦温泉を比べるとこじんまりとしているが、同系統の鄙びかげんのある温泉旅館。若干の硫黄臭がする単純硫化水素泉。透明でぬるい湯船と白濁した少し熱めの湯船がある。飲泉もでき、少し酸っぱい味。小牧温泉系列の経営。
「谷地温泉経営の十和田・八甲田観光が破産申請へ」民間信用調査機十和田市で十和田湖グランドホテルと谷地温泉を経営する十和田・八甲田観光が17日付で事業を停止、自己破産申請準備に入ったことが18日、分かった。負債は約3億円の見通し。同社は、2004年に民事再生手続き開始を申し立てた古牧温泉渋沢公園(三沢市)とその関連会社の十和田観光開発(同)の旧経営陣らが、再生計画に基づき両社の事業の一部を継承する目的で05年に設立された。グランドホテルは十和田湖・休屋中心に位置する観光ホテルとして、谷地温泉は約400年前に開湯した日本三大秘湯の一つとして知られている。(08/1/19 陸奥新報)
田代元湯私が泊まった数年前までやまだ屋旅館という自炊宿であったが、いまは無人?の秘湯。まだあるんだろうか?ダムに沈むといううわさ。若干山道を歩いて行く。かの雪中行軍が目指して遭難したのがこの温泉。真夜中に懐中電灯持って行くべき所ではない。怖いぞ。(実話)
蔦温泉ブナ林の中に建ついい感じに鄙びた旅館。二箇所ある風呂はどちらも湯船の底からお湯が湧いているらしい。総ヒバ造りの浴室とブナでできているという浴槽は非常に落ち着く。ちょっと熱めのお湯は、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムを主成分とした単純泉で、無色透明・無味無臭。×
黒石
長寿温泉有名な温湯温泉郷の近くにある「松寿荘」の湯。内風呂のみで、丸い浴槽があり、公衆浴場風。少し黄色がかった透明なお湯は、毎分250リッターと豊富で、かけ流しになっている。泉温48℃、pH8.43。わずかに木のような香りがする。少しヌルヌルして悪くないお湯です。
岩木山
百沢温泉泉質は科学的にも貴重で効能も高い。重炭素土類泉。岩木山の登山口でもある。岩木山神社の近く。
津軽西海岸
竜飛崎温泉津軽半島の最北端、竜飛崎の100メートルの高台にある。竜飛崎から眺める津軽海峡は、夏もいいが、冬は寒々としていて旅愁を誘う。浴室に水槽があって魚が泳いでいた。含塩化土類食塩泉。近くの階段国道は外せないビュースポット。
鰺ヶ沢温泉「鰺ヶ沢キャンピングパーク」でバンガロー泊し、津軽半島へドライブするついでに、鰺ヶ沢温泉「ホテルグランメール山海荘」で入浴。ブライダルもやるような、海のそばの高台にあるやや洒落たリゾートホテル風なのに、入浴料は350円と激安。ただし、昼の3時間ほどしか日帰り入浴できない。内風呂、露天共に日本海を一望できる。洋風・和風、日によって男女入れ換えのようだ。泉質は、Na−塩化物強塩泉で、1kg中塩分が23gでほぼ海水濃度?かも。お湯は、やや黄色の透明で無臭、味は当然のごとく塩っ辛い。泉温39.5℃、pH7.37、湧出量毎分400リッター。源泉名は「鳴戸温泉」とある。(06/7/17)×
鍋石温泉第三セクターの温泉リゾート施設「ウェスパ椿山」にある温泉。ドーム型開閉式展望露天風呂は日本海が一望でき爽快!のひと言。夕日を眺めながら入るのも良さそうです。泉温50.9℃の透明な含鉄-Na-塩化物強塩泉。海水なみの塩分濃度に加え、他の成分もかなり濃厚。入浴当日は何かのお祭りがあったため激混みで、シャワーの温度がどんどん低下し水シャワーに。ボイラーの容量が小さいのか? ちなみに施設内には、温泉スタンドもある。(07/9/23)×
黄金崎不老ふ死温泉海に沈む夕日を見ながら湯を楽しむことが出来る。泉質は茶褐色の石膏食塩鉄泉。ホテルの内湯と、海岸の男女別露天風呂があるが、ここは海岸の露天風呂に入りたい。しかし、海水並の食塩泉でベタベタするため、露天の後に内風呂に入って塩分を流した方がいいかも。
旧館¥300、新館¥600と価格差があるのだが、新館には、倍額分の特典がある。混んでいるときがお勧め。新館露天風呂がとくに眺めがよろしい。(謎)
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大鰐・碇ケ関
碇ケ関温泉旅館が点在する、山に囲まれた静かな温泉地。 弱食塩泉。「碇ケ関かんぽ保養センター」という公共の宿の湯に入ったことあり。×
苦木温泉国道7号沿いにある超秘湯系発祥(?)のメジャーな温泉。昔は湯屋だったと思われる廃屋の傍に透明なぬるい(冷たい?)湯がパイプからドバドバと湧き出ている。もう一つちょろちょろと湧き出ている源泉のパイプもあり。打ち捨てられているポリバスにお湯を溜めて入浴することも辛うじて可能。すぐ近くに、またもや超秘湯系にはメジャーな「長峰温泉」がある。こちらもかなりぬるい。
久しぶりに様子を見てきた。湯小屋は完全に潰れてしまったが、その傍らには、ぬるま湯が変わりなく出ていた。(07/9/23)
相乗温泉秋田県と青森県の県境、矢立峠に近い国道7号沿いにある。開湯は昭和30年で、ウォータースライダーや温泉プールなどのレジャー施設を有した、いわずと知れた温泉リゾートホテルのはしり。北東北では、CMソングを憶えている人も多いだろう。しかし、1990年代後期に倒産。しばらく廃墟だけが残っていたが、2004年9月「羽州路の宿あいのり」として、敷地の一角に宿泊10室のこぢんまりとした温泉旅館がオープン。宿泊で利用したが、食事や設備はじゅうぶん満足できた。ただし、比較的長い日帰り入浴時間(6〜20時)の間は部屋の前の廊下を日帰り入浴客が往来し、風呂が多少混雑するのが少し気になった。内風呂、露天の広い岩風呂が湧出量毎分83リッター、泉温52.4℃、pH8.35の無色透明無味無臭の単純泉。外にある赤湯と呼ばれる浴槽が泉温43.4℃、自然湧出、pH7.23の無色透明塩味やや錆臭のNa-塩化物泉。特筆すべきは赤湯であるが、近郊の古遠部温泉、湯の沢温泉や県境を挟んだ矢立温泉、八九郎温泉群と共通する泉質で非常に濃厚。例にもれず、浴槽にはがっちりとした赤錆色のスケールが付着していた。しかし、2人がやっと入れる浴槽のサイズのため、混雑時には先客がいて、なかなか入れないのが不満。(07/9/23)×
古遠部温泉温泉の成分が堆積した巨大な石灰華(温泉ドーム)の上に?浴室が建っている。お湯は、無色透明だが、浴槽には赤サビを含んだ石膏が析出している。味は甘苦く、塩味もする。その味から硫酸塩(石膏)が主成分で、食塩も含んでいることがわかる。地理的に近い八九郎温泉群に良く似た泉質だが、食塩分が多い。泉温41.5℃、pH7.5の濃厚な含石膏弱食塩泉。湧出量ももの凄く、当然かけ流しのお湯は、常に浴槽から溢れ出し、浴室全体を水浸しにするほど。
六戸・八戸
六戸温泉六戸町の中心部にほど近いが、周りは田んぼ。このあたりに多い温泉銭湯スタイルで、隣接して旅館もある。源泉を二つ持っており、48℃の弱食塩泉がメインの浴槽に、浴室の隅にある小さめの浴槽には33.8℃の単純泉が。(06/9/10)
七百温泉「ななひゃく」ではなく「しちひゃく」と読む。六戸町にある温泉銭湯。ナゼか床屋が併設されている。源泉名は「権現沢温泉」で、泉温41.7℃、pH8.4の食塩泉。湧出量はなんと毎分500リッター。お湯はちょっと黄色みがかった透明で、ツルツルした肌触り。豊富に掛け流しされているのだが、ちょっとぬるめ。沸かさずに源泉そのまま使っているのだろう。そのため露天はぬるくなりすぎてしまうのか、閉鎖されていた。ちょっとだけ熱い小さな浴槽とぬるい大きな浴槽あり。サウナあり。水風呂も地下水を使っている様子で死ぬほど冷たい水がガバガバ掛け流し。家族風呂もあります。
長寿温泉八戸フェリー埠頭近くにあるいわゆる温泉銭湯。夜12時までやっているのは有難い。温泉銭湯ゆえ、備えつけのセッケンやシャンプーの類はない。口の広がった洗面器タイプの「ケロリン湯桶」は初めて見た。風呂は、内風呂のみ、浴室奥にある青森ヒバをくりぬいた浴槽がここのウリ。深夜でも結構混んでいるのだが、空いている浴槽は電気風呂になっているので注意。浴室奥の階段を登るとサウナと水風呂。浴槽のお湯は、基本的にどれもぬるめ。泉質は、Na-塩化物泉。泉温39.5℃。湧出量毎分600リッター。無色透明、ほぼ無味無臭。海の近くだが、それほど濃厚な食塩泉ではない。ちなみに詳細な成分表は無し。青森県の黒石にも「長寿温泉」というのがあるから、源泉名は違うかもしれない。「入ってよし、飲んでよし」と宣伝しているように、飲用もできるらしい。
三戸・南部町
こま温泉三戸町の国道4号沿いにある「こま温泉浴場」という温泉銭湯で、長距離ドライバーや地元民がメインの客層。源泉名は「雀館温泉」で、泉質はほぼ純粋な食塩泉。1kg中、約1gの食塩が含まれる。舐めるとごく僅かに塩分が感じられる程度。泉温は25.5℃。内風呂のみで、泡風呂、電気風呂、サウナがあり浴室は広い。お湯は、基本的に循環のようだ。温泉銭湯なので、とくに文句はいうまい。また、カラン数は多いが、石鹸の類はない。温泉銭湯は、銭湯と同じく石鹸・シャンプーなどは持参するか受付で買うのが基本。入浴料は350円で、この値段も銭湯料金。
古町温泉国道4号から少し入った所に少し古びたその旅館がある。歴史は古いらしいが、浴室は最近リニューアルされた様子で新しい。お湯は、炭酸水素ナトリウムが主成分の冷鉱泉。源泉の温度は12.4℃。やたらと旅館の中を飼い猫がうろうろしておった。pHの表記はなかったが、たぶんアルカリ寄りの中性だろう。
宮城県
(14湯)
マイノリティー度
栗駒
駒の湯駒の湯から湧き出るお湯は無色透明の硫黄泉で泉質は石膏硫化水素泉。木の浴槽が心地よい。登山客に親しまれている。駒の湯の手前に「くりこま荘」という旅館もあるがここの湯は駒の湯から引いている様子。
温湯湯ノ倉温泉や湯浜温泉の入り口にもあたり、一迫川に沿った眺めのいい温泉。旧仙台藩の御番所風呂でもあった。「佐藤旅館」は露天あり。弱食塩泉。
鳴子・鬼首
鳴子温泉奥羽三名湯の一つで、付近の鬼首、川渡、東鳴子、中山平とあわせれば、日本にある11種類の泉質のうちの9種類が有るという珍しい温泉郷。共同湯は「滝の湯」と「早稲田桟敷湯」の二つがある。写真は「早稲田桟敷湯」で、ここは戦後まもなく早稲田大の学生が掘削実習で掘り当てたもの。H10年に改築された奇抜な建物が特徴。×
川渡温泉荒雄川沿いで、のどかな湯治向きの閑静な温泉。鳴子温泉の入り口にあたる温泉。脚気に特効があるという。単純硫化水素泉・重曹泉。
中山平温泉鳴子温泉郷の一つで、豊富な湯量で保養として好まれ、渓流美が楽しめる温泉。幾つかの旅館が点在し、小さな温泉郷を形成。単純硫化水素泉・単純酸性泉・硫黄泉。ほのかに硫黄臭のする白濁したお湯はいかにも温泉っぽい。写真は「仙庄館」の露天。×
轟温泉偽物だと噂される(笑)間欠泉で有名な鬼首温泉郷。いくつもの源泉から硫黄泉やら食塩泉やらさまざまな泉質の温泉が湧いている。入浴したのは「せんとう目の湯」と呼ばれる日帰り入浴施設。ここで売っている温泉卵は、ゆでるにはちょっと低めの温度の源泉に2時間も浸けて作っている。食塩泉のため、ほのかな塩味が付く?とか、女将が言っておりました。×
一迫
一迫温泉「あやめの湯」一見民家っぽい佇まい。TV等で有名になったようで、なかなか混んでいる。Ca、Na-硫酸塩、塩化物泉。泉温45.5℃、pH8.2。カルシウムが豊富らしく、飲用も可で「飲む温泉」と銘打つ。この辺にしては珍しい石膏泉だが、泉質としては特に珍しくもないので、ちょっと効能の宣伝しすぎかな。内風呂のみ。サウナあり。
七ツ森
台ヶ森温泉南川ダム近くの「山野川旅館」の温泉。あの辺は鉱泉ばかりだろうからあまり期待していなかったのだけど、予想に反してなかなかの泉質。風呂自体は小さな内風呂だけだが、お湯はイイ。泉温19℃の鉱泉で、かなり濃いめの食塩泉。カルシウム分も多く含み、源泉は強いイオウ臭がする。泉質だけでいえば、秋保温泉に近いかな。
三本木
三本木温泉「花おりの湯」というボーリングによって最近できた湯。やや茶色を帯びたお湯で、この辺では珍しい。亜炭層由来のお湯なんだろうか。日帰り入浴のみ。料金はやや高めか?×
仙台
秋保温泉名取川沿いに位置し、伊達家の浴館が置かれていた由緒ある温泉地。奥州三名湯の一つ。立派な温泉旅館が建ち並ぶが、小さいながらも公共浴場あり。舐めると少ししょっぱい食塩泉。なかなか良い湯ですよ。秋保といったら、さいち商店の「おはぎ」も外せませんね。
(共同浴場)
作並温泉仙台の奥座敷として親しまれている。広瀬川沿いを走る国道48号線に沿って温泉宿が並ぶ。岩松旅館の露天風呂は、河原の岩盤をくりぬいて作ってあり昔から有名。立派な宿が多い。食塩芒硝泉・単純温泉。×
宮城蔵王
青根温泉古賀正雄のゆかりの地でもあり、600mの山の中腹にある温泉。伊達政宗の御殿湯でもあった。硫酸塩・塩化物泉。大湯と名号湯、2つの共同浴場あり。それぞれ隣接する旅館からも入れる。共同浴場のみの利用の場合は、入湯券はそれぞれ近くの商店で買う。
(共同浴場)
遠刈田温泉宮城蔵王近辺では最も大きい温泉郷を形成する。共同浴場の「壽の湯」は昔の銭湯のような建物が特徴。「壽の湯」の源泉は遠刈田7号泉、泉質はNa・Ca-硫酸塩・塩化物泉、温度は65.7℃。茶色に若干濁ったお湯でかけ流し。
(共同浴場)
白石
小原温泉800年もの歴史をもつ温泉で、ちいさな温泉郷を形成。「旅館しんゆ」はその温泉郷より少し離れた場所にあり、崖下を流れる川の川底にある源泉からお湯を引いている(源泉名は、河原の湯・鶴の湯・亀の湯混合泉)そうだ。それゆえ温泉郷の単純泉とは、成分量・泉質が異なって、Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉。内風呂の湯口に真っ白い結晶が付着していた。離れの東屋風になっている露天もある。どちらもかけ流し。×
山形県
(9湯)
マイノリティー度
酒田
あぽん西浜西浜海水浴場を背後に立つ温泉。隣接してキャンプ場があり、夏場はとんでもなく混む。混雑時お湯が足りなくなったのかシャワーに温泉が混入されていたが、食塩泉なのでそれはやめてもらいたい。×
湯殿山
湯殿山温泉「湯殿山ホテル」の湯。食塩泉でわずかにしょっぱい。露天風呂はなく、内風呂のみ。登山、バンジー、夏スキーの後はここで。
村山・東根
黄金(こがね)温泉山形県、肘折温泉郷のひとつで、日帰り入浴施設「カルデラ温泉館」には、食塩泉と飲泉できる単純二酸化炭素冷鉱泉がある。すぐ下流にある肘折温泉は、Na-塩化物・炭酸水素塩泉で、ここより少し食塩分が少なく重曹分が多い。男女別内風呂、時間により男女入替えの露天風呂あり。浴用として用いられる食塩泉は、泉温96℃、pH8.4で、浴槽ではやや黄土色に濁っている。飲用の単純二酸化炭素冷鉱泉は、泉温7.8℃、pH4.5。成分からみても純粋な炭酸水で、そのまま瓶詰めして利用できそうだ。味もピリピリ、炭酸水そのまま。福島県金山町大塩にも、大正時代の一時期に輸出もされていた炭酸水の井戸があるが、こちらの炭酸水は、新鮮ではないのか鉄味が強くそのまま飲むにはキツかった。
銀山温泉古くは銀山として栄え、その後、湯治場として栄えた温泉。川をはさんで大正、昭和初期の3階建ての木造旅館が建ち並ぶ風情から人気がある。含食塩硫化水素泉。共同浴場(大湯)は入湯料¥100と安いが、外見はまるで共同トイレのような佇まい。浴槽も4〜5人で満杯。一般人には旅館の風呂のほうがお勧めかも。
休日は旅館の風呂には入れないとのウワサ。ホント?

(共同浴場)

東根温泉
東根温泉には共同浴場がいくつかあるが、黒伏高原スノーパークジャングル・ジャングルの帰り道、「こまつの湯」という新しい日帰り入浴施設で入浴。共同浴場だけあって、入浴料350円と安い。玄関先に温泉卵がつくれる湯溜めがあります。卵持参で。お湯は、茶色がかった透明のNa-塩化物泉。土曜の夕方という時間帯が悪かったのか、11個あるカランでも待ちができるほど混んでおり、脱衣室も混雑。そのわりには、湯船は空いていたのだが…。どちらもあまり広くはないが、サウナと露天あり。×
山形
蔵王温泉スキー場でも全国的に有名。奥羽三高湯の一つ。泉質も良い。含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉。強酸性なので酸っぱい。共同浴場は4カ所の内湯と大露天風呂があり、ハシゴはかなりヘビー。写真は、大露天風呂。
(共同浴場)
庄内
湯田川温泉竹と梅林の名所。もとは庄内藩士の湯治場でもあった。和風の旅館が並ぶ閑静な温泉町。共同浴場に入る場合は向かい側にある商店でお金を払って鍵を開けてもらって入る。含芒硝石膏泉。
(共同浴場)
米沢
白布温泉平成12年3月の火災で歴史ある「東屋」と「中屋」が火災で焼失したのが記憶に新しい。茅葺き屋根の古い建物が残るのは「西屋」だけ。そんな情緒ある旅館の風呂にはなぜか入らず、米沢簡易保険保養センター「かんぽの宿」へ。風呂は、近代的なもので、風情は感じられない。見晴らしの悪い露天あり(豪雪地のためとの言い訳あり)。Ca-硫酸塩泉。×
五色温泉万世大路と名高い国道13号から、さらに7km細い山道を分け入るとこぢんまりとしたスキー場の跡らしき斜面とともに一軒宿の「宗川旅館」が見えてくる。米沢十湯の中でも、近くには姥湯温泉、滑川温泉という有名秘湯があるのだが、いまいちマイナーなこの宿に来てしまった。日本最初の民間スキー場で「ヤッホー」の発祥の地だという歴史あるこの温泉、旅館は新しくもなく立派でもないが、手入れされており古いわりには汚い感じはしない。米沢牛ステーキが夕食に付く宿泊パックを利用した。展望露天風呂と内風呂の岩石風呂がある。お湯は無色透明、無味無臭のあっさり系の炭酸水素塩泉で、とりわけ特筆すべきものはないか。(05/5/21)
福島県
(7湯)
マイノリティー度
磐梯
大塩裏磐梯温泉「ホテル観山」で入浴。大塩というだけあってしょっぱい食塩泉。露天あり。×
磐梯熱海温泉なかなかの温泉郷を形成している。建ち並ぶ立派めの温泉旅館は、夕方まで日帰り入浴ができるところがなく、空いていそうだった和風旅館の「旅館玉屋」で入浴。ここはもともとは混浴だった?内風呂のみ。源泉名、市営第1号。泉温58℃、湧出量220L/min。重曹、芒硝が主成分の単純泉。すっきり且つさっぱりした無色透明無味無臭の湯。×
西会津
会津野沢温泉食塩泉。ん〜、あんまり覚えてない…。この辺の食塩泉は猪苗代湖が海だったときの名残らしい。×
湯倉温泉只見川に流れ込む温泉ドームを見つけて立ち寄ったら、図らずもイイカンジの共同浴場があった。「鶴亀荘」という旅館もあるが、その奥にこぢんまりとした共同浴場が。地区で管理している共同湯で、一回百円以上の協力金を料金箱に入れる。脱衣室は男女別だが浴室は同じの混浴内風呂。泉質は、塩化物泉とあるが、析出物とその味から炭酸、硫酸塩もだいぶ含んでいるはずだ。その濃厚さや大量の赤褐色の析出物など八九郎温泉や古遠部温泉に似ている。泉温60.6℃の源泉は、あまりにも大量で、一部を湯船に入れているだけで、ほとんどを只見川へ流し捨てている。源泉は透明だが、温度の下がった湯船では黄土色に濁る。源泉はダムに沈んだため、いまはポンプで揚湯している。地元の人によると、保温効果が大きいので痔に効くとのこと。
(共同浴場)
只見温泉「只見温泉保養センター」の温泉で、源泉名は「只見町新町温泉」。町中にあり、只見川の川岸に建っている。内風呂のみ。泉温32.5℃、pH6.9、湧出量80L/min。成分表では、1kgあたり10gも食塩を含む強食塩泉で、強塩味とあるがそんな濃厚な感じはしなかった。あっさりしたお湯といった印象。だいぶ薄めている?のかも。
玉梨温泉只見川の支流、野尻川の沿いにある温泉郷。「旅館玉梨」では、内湯改装後初の客だったらしい。そんなわけで、まだ備品もままならない状態だったが、新築の香りがするピカピカの内風呂は気持ちがいい。男女別内風呂、混浴露天風呂あり。泉質は、クリアな苦みのとおり、含芒硝食塩泉で、大量にかけ流しされている。夏期の露天はアブが多くて大変だが、岩風呂の縁に温泉成分が庇のように析出し、その濃厚さがわかる。お湯は、やや黄土色に濁る。×
いわき

いわき湯本温泉
いわきに出張の帰り、スーパーひたちの乗車時間まで2時間も待ち時間ができてしまった。偶然にも乗車駅はいわき湯本温泉のあるJR湯本駅、これで温泉に入らないわけがない。駅の観光案内で、日帰り入浴可能な温泉を教えてもらい、温泉街を歩きつつ、「古滝屋」という大きめな温泉旅館へ。pH8.1の含硫黄-Na-塩化物・硫酸塩泉で無色透明、かすかな硫黄臭。盛岡つなぎ温泉を濃くした感じだ。ただし、掛け流しとはいうが、街中にある足湯等より硫黄臭も薄れ、お湯にくたびれた感があった。きっと貯湯タンクに溜めてから供給しているのだろう。×





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