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数年前、某国立大学ケイビング部のお誘いで岩手県岩泉町にある氷渡洞に入りました。 こちらは山ヤ(登山趣味の人)だったので、当然、地中は初めてというわけで、 なかなか貴重な体験ができました。 |
まずは洞窟前にある橋の橋桁を使ってSRT(Single Rope Techniques)の練習から。 実際には使いませんでしたけど。 |
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二日目、いよいよ洞窟に入る。つなぎに登山靴と軍手、ヘルメットにヘッドランプという格好。 2パーティに分け、午前と午後で入れ換わりで公開洞と保存洞に入る。 |
最初は保存洞に入る。一般の観光客(ガイド付)は入れないところ。 非常に中は狭く、複雑で迷いやすいので、テープをひきながら奥に入っていく。 ときには匍匐前進することも。 保存洞は最近まで(といってもかなり昔だろう)水没していたせいでかなり泥っぽく、 白い鍾乳石は見えない。 |
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一度外に出て昼食を取り、午後は公開洞に入る。こちらはかなり広いところもあり、 真っ白な鍾乳石が立ち並ぶ。 当然ながら中の湿度は高く、すぐに汗だくになる。 |
これは「きらめく星座」と呼ばれる鍾乳石。ライトを当てると、 表面に析出した板状の結晶ひとつひとつが光を反射し、あたかも星空のようにきらめく。 なかなかすごい。 |
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一番奥にある地底湖まで行って引き返す。その地底湖の奥にも 延々と奥に洞窟が続いているらしい。 |
非常に大きな鍾乳石。天井も高い。氷渡洞は洞窟上部からも入洞できる場所があるが、 それにはSRTが必須。 |
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結局昼食を取ったとき以外は朝から夕方まで約8時間は洞窟の中。 それでも全部まわれないほど内部は広く複雑。また機会があったら入ってみたい。 一般の人も予約をすれば、ガイド付で入洞できるので、オススメですよ。 |
LINKS
岩泉町のホームページ
氷渡洞と龍泉洞のバーチャル探検の頁がある。
日本洞窟学会
洞窟に関する様々な情報が公開されている。
国内の探検洞の紹介、ケイビング技術についても。