AX日記(不定期)Part31
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2009.10.01
現在、AXを車検に出している。いつもの車検代行業者。
9/28夕方に預けて翌日受取りの予定だったのが、いろいろと指摘を受けてちょっと長引きそうな気配。

まず、検査前に車検屋から下記の指摘。

1.ドライブシャフトブーツ(左右アウター)の破れ
2. リアブレーキシリンダーのブレーキフルード漏れ
3.ヘッドカバーパッキンからのオイル漏れ

ドライブシャフトブーツは、一週間前に確認した時点では、ヒビはあるもののグリースは漏れ出ていなかったので、ギリギリでOKかと思ったら、タイミング悪くちょうど裂け始めたようだ。こちらは、アッ○ガレージで購入してあった張り合せ型ドライブシャフトブーツ「Mタッチ(型番:M-510G、1個500円、新品だがジャンク)」2個を持ち込み、補修してもらうことで対応。
リアブレーキシリンダーのブレーキフルード漏れは、まだカップ内に止まっており、ドラム内には漏れ出ていなかったので、とりあえずそのまま通してもらうように指示。後日、部品を調達して交換しよう。それにしても、3年前に交換したばかりで漏れ始めたのは、古い部品(購入はその2年前)だったせいか、品質が良くなかったのだろう。
ヘッドカバーパッキンからのオイル漏れは、とりあえず無視。後日、手持ちの新品に交換ししよう。

で、検査ラインを通したら、検査員から下記の指摘があったそうだ。

1.右ドライブシャフトインナーブーツの破れ
2.サイドスリップ不良
3.白煙を吹く
4.ホーンマークがない

右ドライブシャフトインナーブーツであるが、車検に出す当日にも自分で確認したが、外見上は破れていない。なぜNGかというと、じつは破れた純正ブーツの上に他車用のブーツを被せて誤魔化してあったため。これは私がやったのではなく、おそらくAX購入時(10年前)に中古車屋がナンバー登録を依頼していた盛岡の車検代行業者(じつは今回の車検屋と同じチェーン)が細工したもので、巧妙に出来ていたためこれまで5度の車検で見過されていたのだ。まあ、さすがに年貢の納め時?かと思い、正規部品で交換してもらうことにした。ブーツキットは部品商から2日で入手できるらしい。
サイドスリップ不良は、おそらくトーアウト過大によるもので、トーを調整するとのこと。これで、タイヤの偏摩耗も解消するかな?
白煙については、「年式が年式なんで」と勘弁してもらう?らしい。そんなことアリなんだろうか。
ホーンマークについては、検査員が無知なだけで、ハンドルの真ん中を見てホーンマークがないと思ったのだろう。ホーンはウィンカーレバーを押し込むタイプで、ウィンカーレバーにはちゃんとホーンマークがある。

そういえば、検査ラインで指摘された項目に、後付けの「ハイマウントストップランプの玉切れ」があった。接触不良のようで、気温が高いと左数個のLEDが点かなくなることがあった。これは(両面テープで貼ってあるだけなので)取り外して対処するとのこと。LEDのハイマウントストップランプは、1個でも点かなくなっていると、車検に通らないらしい。純正リアウィングに内蔵されたハイマウントストップランプでは、たった1個のLEDが切れただけで、リアウィングまるごと交換になってしまう事例もあるようだ。

ちなみに代車は、前回のハブベアリング交換の際にも借りた、MTのミツビシミニカ(現行型前期モデル)。営業車にでも使われていたような最下級グレードなので、いまどき手動ウィンドウだし、室内灯すらない。

2009.10.13
無事?車検を取得し、10/9に受取ってきた。代金の詳細は、下記のとおり。

法定費用
・自賠責保険料:¥22,470
・重量税:¥25,200
・印紙代:¥1,700
・再検査印紙代:¥1,300
手数料
・車検代行手数料:¥24,150
点検・整備料金
・サイドスリップ測定調整:¥2,100
・フロントドライブシャフトアウターブーツ取替(左右、部品持込):¥6,300
・フロントドライブシャフトインナーブーツ取替(右):¥8,400
・フロントドライブシャフトインナーブーツキット(右):¥6,090
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合計:¥97,710

これでひと段落と思いきや、引渡し当日に「車検は通っていますが、ラジエーターからクーラント漏れてます」の電話。「ラジエーター交換しないと動かせないと思います」というので、車検屋まで様子を見に行った。工場で漏れ状況を確認すると、ラジエーターサイドに一体化されている樹脂リザーバータンク上部(エキマニに最も近い部分の遮熱板のウラ)に縦5cm程の亀裂が。クーラント量センサーの上側で、亀裂部分までクーラントを満たさなければ大量には漏れないことを確信したので、ラジエーター交換は保留にして、とりあえずクルマを受け取ることにした。試しに補修してみて、ダメだったらラジエーター交換を考えよう。
で、受け取った直後、アクセルを踏み込むと「ドグドグドグ」と勇ましいボクサーサウンドが!!と思ったら、1気筒カブっているようだ。走っているうちに乾くだろうと思っていたら、20km程走っても変わらないので、帰宅後プラグチェックすると2番シリンダーのプラグ(BOSCHの2極プラグ)がオイルで燻っていた。とりあえず、燻っていた2番プラグだけ新品の「CHAMPION DOUBLE COPPER RC9YCC」に交換し、解決。銘柄の違うプラグも気分が悪いので、先日のエンジン不調時に取り外された「NGK IRIDIUM MAX BKR6EIX-P」へ戻すつもり。
その後、600kmほど走行。早めにラジエータータンクを補修しないとなあ…。

以前、巻尺を使って測定したトー(AX日記2008.6.3参照)で、約7.5mmのトーアウトだろうと書いた。今回の車検で測定したトーは、8mmのトーアウト(もちろんサイドスリップはNG)。車検屋は、1mmのトーアウトに調整したそうだ。おかげで、ステアリングが軽くなり、操舵の初期応答が良くなった。タイヤの内減りも解消するかな。

2009.10.14
AXのラジエーターについて探索中。

GSF Car Partsのラインナップによると、'91年を境に仕様が変わっているようだ。となると、1990年製造の私の初期インジェクションはキャブモデルと一緒ということなのだろうか?

N17302 RADIATOR AX 1.0-1.4 CARB >5/91 £65.00
N17304 RADIATOR AX 1.0-1.4 6/91> (EXC GTI) £58.90

いろいろ調べてみたら、図解してある下記URLを見つけた。'86〜'92年モデルはラジエーターの側面にファンサーモスイッチが付いているタイプのようだ。私のAXのラジエーターのファンサーモスイッチは側面にあった。'91年を境にした区分どおり、初期インジェクションはキャブモデルと同じラジエーターということか。

http://www.aaronradiator.co.uk/catalog/Citroen_AX_Radiator-383-1.html

Radiator Citroen AX 86-92 1.4 (2CN122)
Radiator Citroen AX 91-97 1.4i (2CN127)

それにしても、たとえばGSF Car Partsで購入したとして、送料はいくらかかるのだろうか? 2万円くらいか?

2009.10.22
昨日、走行距離25万キロを突破した。

AXを中古で入手してから5度目の車検を終え、ちょうど10年、19万キロを走行したことになる。AX日記も他のコンテンツが開店休業状態でも、10年続いた。

予防的な過剰な整備は極力行なわず(ベルト類を除く)、対症療法といえば語弊があるがトラブルが出てから対処する、そしてなるべく専門ショップ等に頼らず、部品の容易な入手方法も含めて、整備・修理を安価に済ませる、なおかつファーストカーとして毎日の日常的な使用に供するというのを密かなコンセプトとして維持してきた。

いまのところ、乗り換える気はまだないが、クルマ尽きるまで、今後ともどうぞよろしく。

2009.10.23
ラジエーターの件。
大きいものだし、個人輸入するのとさほど費用は変わらないかも?ということで、クー○ングショップドットネットというラジエーターのネット販売業者からAX用の新品ラジエーターを購入した。
価格は\25,900+送料\2,000、18ヶ月の保障付。国内で調達できるのなら、それに越したことはない。在庫があったらしく、発注後、翌日到着。デンマークのNissens社製であった。OEパーツを作っているメーカーらしいので、品質的には全く問題はないだろう。
ネット検索してみると、日本国内で輸入車用ラジエーターを扱う業者はたくさんある。ラインナップや検索システムを見るかぎりどこも同じで、今回利用した業者もそのひとつ。きっと大元締めの(Nissens社製ラジエーターを扱う)輸入代理店があるのかも。

そういえば、書き忘れていたが、初期インジェクションを含むキャブモデルの純正ラジエーターの供給は終了しており、ディーラーでは入手できない。
そんなわけで、今回のような手段をとったり、個人輸入するしか、新品を手にする方法はないのかもしれない。

2009.10.30
最近の燃費。(9/3〜10/29、日付順)

15.4、15.4、16.7、15.7、14.4、16.9*、17.2*、16.2* km/L

*印は車検以降のものだが、細いタイヤへの履き替え(165/50R15→155/65R14)、エンジンオイルの低粘度化(20W-50→10W-40)、エンジンオイル添加剤、過大なトーアウトの適正化等により、燃費が向上するかと期待したものの、わずかに向上している気もするが顕著な効果は見えず。

ラジエーターは、まだ交換せず。試しに、KYK「漏れ止め予防剤ストップリーク」(298円)を1本入れてみたが、いまのところ亀裂を塞ぐまでには至らず。説明書きによると、0.7mmまでの穴を塞ぐことが出来るらしいが。


2009.11.03
盛岡〜酒田往復で540kmを走行時、18km/Lオーバーの燃費を記録。雨天の長距離走行でも、ガソリンタンクへの雨水侵入なし。

盛岡の今朝の最低気温は、-1.3℃。初雪&初氷を観測。そろそろスタッドレスタイヤへと交換しなければならない。今年も昨年に引き続き、2シーズン目の Bridgestone BLIZZAK REVO1の予定。

今期、BridgestoneはBLIZZAK REV0 GZを新発売。トピックは、非対称形状&パタンと接地幅のスリム&ロング化。非対称形状は、REGNO&Playzの技術をスタッドレスに採用した正常進化といえる。この非対称形状&パタンは来年以降に他メーカーのトレンドにもなるかもしれない。ちなみに、REV01、REVO2は併売。
対する YOKOHAMAはiceGUARD TRIPLE、DUNLOPはDSX-2と新製品はなく、それぞれ継続販売。

2009.11.06
スタッドレスタイヤへ交換。
とりあえず、5分山で発泡ゴムが無くなりかけの「Bridgestone BLIZZAK REVO1」を装着。冬本番になったら、新しいほうのREVO1に交換する予定。

2009.12.08
最近の燃費。(10/31〜12/7、日付順)

16.2、18.7、16.9、16.0、17.0、17.9 km/L

昨日、無給油でエンプティランプが点く直前までに611kmを走行。最近はすぐ給油してしまっていたから、ひとタンクで600kmを越えるのは久しぶりかも。
それにしても、なかなかいい燃費である。昨年もこの時期は、16km/Lオーバーを連発していたから、例年通りではあるのだが。

ぼちぼち新しいほうのスタッドレスタイヤへ交換しなければ。発泡ゴムなしのBLIZZAK REVO1では、まだ積雪路はイケるかもしれないが、凍結路になったらアウトだ。

2009.12.12
スタッドレスタイヤを2シーズン目のBridgestone BLIZZAK REVO1へ交換。まだ8部山くらいか。雪用ワイパーにも前後とも交換。

また、ミッションオイル「TOTAL ZZ-X TRANSMISSION FF 75W80W GL-5」を350ml補充。けっこう減っていた。

最近、エンジンオイル漏れが再発。おそらく持病のヘッドガスケット部分だろう。

2009.12.24
3カ月前にリアサイドのスピーカーを手持ちの中古品に交換したのだが、こちらも相当古いものだったので、あっけなくコーンのエッジが崩壊し、ビビりはじめた。
しかたないので、ヤ○オクにて、何かの純正スピーカー(新品)を2個セット520円で入手し、取り付け。取付穴ピッチ138mmに合うもので、全周にツバが付いていないタイプなら、加工なしで直接取り付けられる。おかげで、ビビり音もなくなり、音質も格段に良くなった。

弟から、YUPITERU「GPSレーダー探知機 SR640i」を貰ったので、取り付け。GPSデータは古いが、レーダー波&無線13バンド受信とまだまだ使える。それに伴い、十数年前から使用していた Cellstarの古いレーダー探知機は撤去。

10.01.05
あけましておめでとうございます。
年末年始は700km(うち200km高速道路)ほど走行。9月に行なった前回のエンジンオイル交換から約 6,000km走ったので、そろそろ交換時期だ。寒いのでDIYはせずに、またジ○ームスで「RESPO TYPE3 10W-40」かな?

5年半、12万キロ弱も経過した韓国製ATLASバッテリーは、マイナス気温でも始動でき、まだまだ元気のようだ。鉛蓄電池は満充電で保存するのがいいらしく、浅い放電の段階で充電していれば飛躍的に寿命が延びるらしいので、ほぼ毎日運転(過走行も?)することはバッテリーを長持ちさせるにはいいのだろう。

10.01.07
<休刊>月刊の自動車雑誌「NAVI」 2月26日発売号で

 月刊の自動車雑誌「NAVI(ナビ)」(二玄社)が2月26日発売の4月号を最後に休刊することが1月6日分かった。1984年に創刊され、これまで田中康夫さんをはじめ泉麻人さん、えのきどいちろうさん、神足裕司さん、テリー伊藤さんといった多彩な執筆陣を起用してきたが、最近は部数が低迷していた。

* * *

十数年購読していた雑誌が休刊になってしまう。思いっきり文系な雑誌で技術的な記事はあまり期待できなかったが、文章が多いのでちびちび読んでいけば時間つぶしになったので重宝していた。そんななかで、数少ない技術的な記事であった、清○和夫の「ダイナミック・セーフティーテスト」が辛口の内容で好きだった。とはいえ、以前はよく感心していた記事の文章力も、鈴○正文編集長のころ('99年以前、当時の左翼的な記事と高級ファッション重視という内容にはいささか問題もあったが)と比べれば最近はちょっとイマイチだったのは感じていた。他にもつぶれてもよい?自動車雑誌が多いなか、それなりに発言力のある雑誌が休刊になるのは残念である。

10.01.10
エンジンオイル交換。予告どおり、ジ○ームスで「RESPO TYPE3 10W-40」に。

ピットを観察していると、今回は予めボンネットオープナーの場所を伝えておいたので、ボンネットはすぐ開けられたみたい。しかし、ボンネットステーを見つけられず、しばらく手でボンネットを支えながら作業していた…。さすがにそこまで面倒みれませんよ。

オー○バックスで、ギアオイル「TOTAL ZZ-X TRANSMISSION FF 75W80」1L缶が在庫処分で1,000円で売られていたので、2缶購入。
最近、ジ○ームスもそうだが、オー ○バックス等のカー用品店でもTOTALのエンジンオイルを見かけなくなった。「STELLANO EURO 15W-40」とか「STELLANO GT 10W-40」とか売っていたら使ってみたいのに。

10.01.12
ヤ○オクでダイハツ・ミラ(L700V)の中古スロットルボディを入手した。
お目当ては、AXにも使われているISCアクチュエータ(BOSCH品番:0 132 008 600)。落札金額1,800円+送料1,000円=合計2,800円。
ふつうにBOSCHから新品を買うと、24,000円くらい?するようだ。
なにしろ、3月に起こったエンジン不調で、スロットル周りをごっそり中古部品と交換したものの、ISCアクチュエータだけは古いまま残してあったのだ。25万キロも良くもっているものだとは思うが、さすがに不安があるため、いざというときのスペアパーツとして持っておこうと。

10.01.18
ちょっとしたネタとして、ガソリンをハイオクとレギュラーのブレンドにして入れてみた。
ハイオク(ENEOSヴィーゴ)が燃料計読みでちょうど半分になったところでレギュラー(ENEOSレギュラー)を満タン給油。19リッター入った。AXのガソリンタンクの容量は、たしか43リッターなので、ちょっとハイオクが多いが1:1の混合比としていいだろう。
オクタン価は、ENEOSのHPによるとリサーチ法(RON)でENEOSヴィーゴは約100、ENEOSレギュラーは約90とのことで、オクタン価は加成性が成り立つはずなので、1:1では約95になっているはず。
AXに要求されるオクタン価はRONで95であるが、日本ではその規格のガソリンがないので、上位互換としてハイオク指定となっているのは他のだいたいの欧州車と同じ。 ネット上を探索していると、「ハイオクだけより、ブレンドしたほうが調子が良い」といった発言(なぜかイタ車や旧MINI乗りに多い)を散見するが、なぜ調子が良くなるのかが調べてみてもよくわからない。オクタン価はアンチノック性を示す数値であって、上位互換性があって要求オクタン価以上であれば、点火タイミングにも影響しないし、違いは出ないはず?
さて、実際にはどうか? 80kmほど走行してみたが、正直言ってハイオクとの違いは分からなかった。当然ながら、ノッキングも起こさない(ちなみに、レギュラーのみだと高負荷時にノッキングする)。ハイオクとレギュラーの価格差はおおよそ10円だから、満タン給油あたり約200円を節約したいと思うのなら、ブレンドでも全く問題ないだろう。面倒くさいけど。

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